・弁理士試験リベンジ
短答は合格済なので、必須論文さえ通ればなんとかなる、という段階。しかしこの「会場に来る必要はありません。」の文字のために30万(行政書士登録費用)を出したという事実が悔やまれる。1文字約2万円! 情報処理が得意だったらこんな支出を許す必要もなかったのだが、まあ済んだことは仕方がない。もう試験勉強が面白くないったらないので、今回で終わらせられるように頑張りましょう。
・最近の反省
他人とやりあうときは、オープンな場とクローズドな場のどちらが好ましいかを事前に検討すべき。やりあいに無関係の他人に対して認知的な負荷をかけることを避けたいのであれば、クローズドな場でやりあうことが好ましい。
批判を瑕疵なくこなす、というのは極めて難しい。ともすれば軽率な罵倒をしたいという欲求が湧き上がってくるので、これを抑えることに注力すべき。
抽象的な概念に対してものを言っているつもりかもしれないが、その概念は少なからず具体的な現実の事物と接続されてあるので、「抽象的な概念に対してものを言っているつもりでした」は通用しない。抽象的な概念が参照する現実の事物を常に考慮に入れて話さないといけない。
ディスコミュニケーションは潜在的に存在するものであって、それを可視化させた者よりも、可視化させなかった者(認識した上で見なかったことにした者)の方がなにか一方的に賢いかのように考えるのはおかしい。
・その他
久しぶりに読んで、やはりいいなと思ったので引用。
太陽という恒星がある。その周りを百万分の一以下の体積の惑星が回っているがそれが地球だ。その地球の表面の片隅に一時期だけ存在する空気の動きというものがあり、それが北風と呼ばれる。この両者が勝負したことがある。もちろん完膚無きまでに太陽が勝った。誰にだって分かりきった結果、異論を許さぬ試合内容、教訓もバッチリ、一般性を兼ね備えた上等の寓話のできあがり。めでたし、めでたし。
こういう場合北風の味方をせずにおれないのが一山いくらで必ずいる。
その一人が僕という人間だ。
太ったおばさん『まっしろな楽園の砂』より。